変なキャラが繰り広げるテンポの良いギャグ
相変わらずの勢いに任せたギャグがテンポ良く繰り広げられていましたが、これで分かったのは主人公の家族もかなり「変」ということ。確かにあんな与太話につきあっているお父さんは暇なのか? なんかこの辺り、実はこの家族にも事情がありそう。
本当にわけの分からんキャラばかりですね。今回は主人公の変な両親だけでなく、危ない妹まで登場した。これもかなりぶっ飛んだキャラでややブラコン気味。それに陽太が執着している幼なじみの伊座並さんですが、美少女なんでしょうけど、普通に考えたらどう見ても地雷タイプですよね。
そして陽太と伊座並を引っ付けようと動いている?ひなのすることがこれまた奇妙なんだが、その度に彼女は変な能力を見せるんだな。今回はどうやら台本書く才能はないが作曲の才能はあったようだ。
にしてもパロの元ネタが「アルマゲドン」とか「ロッキー」って微妙に古いよな。このセンスってワザとか? 前にも言ったようにギャグのセンスがコテコテで非常に昭和的なところがある(だから私のようなジジイに合う)。
どこかで作品の雰囲気が一変する予感
ただこの作品、このまま単純に行かないと思うんですよね。多分、どこかで突然に話の調子が一変すると推測する。「世界の終わり」が云々って言っていたが、それがマジだったら大変だし、そうでなかったとしても、例えば世界の終わりというのはヒロインが何かの病気を持っていて、その余命って可能性はある。両親が「できるだけのことはしてあげたい」なんて言っていたのがその伏線。まあこれは比較的ありきたりのパターン。そう言えば大昔に、戦争で大活躍したアンドロイドが稼働限界(要するに寿命)を迎える最後の直前に、本人の希望でメイドとしてやって来るというドシビアでヘッポコな設定の作品があった記憶があるのだが、何の作品だったっけ?
もっとぶっ飛んだ展開としては実際に主人公の家族が日本の神様って展開。で、何らかの形で世界の終了に関与している。これだと日本の神様から見て、北欧の神様が「遠い親戚」って表現もあり得る。陽太「何で父さんと母さんが神様なわけ!?」父「と言っても、うちは代々神様やってるからな・・・」母「そうね。ずっと昔から。」陽太「それに何で突然に世界が終わらないといけないの!?」父「まあ人間の愚かな行為がとか・・・。とにかく上で決まっちゃったんで。」母「決まっちゃったのよね。」陽太「そんな大事なことが町内会みたいに決まるのかよ!!」って感じ。
まあとにかく「よく分からない話」ってのが本音です。終わってみてから評価が定まるタイプだろうな。この作品。