白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

魔王学院の不適合者~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~第12話

私の読みは見事に肩透かしされました

 うーん、ひねってきましたね。私の甘い読みは見事に外された。エレオノールは人間から分離された存在であったが、彼女自身が魔法の母体であり、その元はカノンではなくてジェルガの怨念だったか。それにしても2000年も続く怨念とは全くもって根が暗い。彼女自身が「失敗作」と自分で言っていたが、そもそも彼女には魔族に対する恨みが全く継承されていないんだからそりゃ失敗だわ。ただそれでもクローンを無制限に作り出す元になるぐらいの魔力はあったってことか。だけどジェルガ自身は先の大戦ではアノスに簡単にやられてるんだから、やっぱり指先一つでダウンクラスとしか思えん。アノスは簡単に解決できそうな様子だったが、そこは突然に乱入してきたアヴォス・ディルヘヴィアの登場で有耶無耶ですか。まあ次回に全部まとめて解決なんでしょうな。

     
結局は「原作読め」って話になっちまうのか?

 で、そのアヴォス・ディルヘヴィアが聖剣を普通に抜いちまったことで、こいつが勇者カノンだってことは明らかなんですよね。まあアヴォス・ディルヘヴィアが勇者カノンって可能性は確かにあり、特に彼が人間に殺されるという不遇な最後を遂げていたという辺りから、その線は可能性としてはあったんですが・・・。いや-、私はこれはもっと先の長い話だと思ってたんで。だけどテレビの尺で解決着くんだったらこういう展開しかないわな。ただそれでも今回なんかはかなりドタバタしていてストーリーを切り詰めている印象があるが。

 さらにアヴォス・ディルヘヴィアがレイであり、彼こそが勇者カノンの転生だったという話。うーん、これは私は想定してなかった。ただこの設定、厳密に見ていったらいろいろと細かい矛盾は出そうな危険はあるのですが、魔王様もその辺りは「不測の事態があったようだな」で括ってしまってノープロブレムにしてましたね(笑)。まあその辺りを言うのは野暮ってことで。まあ私もアヴォス・ディルヘヴィアがカノンである可能性ぐらいまでは頭にありましたが、この展開は読んでなかったのは事実なので。

 最初は「出るべき人物でまだ出ていない人物」という観点でアヴォス・ディルヘヴィアの正体が勇者カノンって線を強く考えていたけど、エレオノールが出てきた後は「ああ、こいつが勇者カノンだろうな」っての引っ張られましたから。だってあんなむさい親父から美少女が出てくるなんて反則でしょ(笑)。女顔の勇者カノンならともかく。三国志を女性化した「一騎当千」じゃないんだから。

 

まだまだ疑問は多々ありますが、多分強引に大団円

 ではレイの中身だと思わせていたシンはどうなったんだろうか? どこかに転生したものの、前世の記憶どころか剣のことまで綺麗に忘れて、普通に鍛冶屋とかしてたりして(笑)。あっ、アノスの親父がシンか? っと、まさかそれはないだろう(笑)。

 となったら、カノンの根源を引き継いでいると言っていた(本人達は思い込んでいた)あの3人の立場はどうなるの? つくづく可哀想な連中。立つ瀬がない。

 拍子抜けしたと言えばアヴォス・ディルヘヴィアが率いて現れた七魔皇老の残り3人。仰々しい現れ方からかなりの実力者かと思わせて、他の連中(しかもアノスとレイに瞬殺されたガイオスとイドルの2人を含む)に瞬殺されて捕縛されているのには、思わず肩が落ちたわ。魔王様が無双すぎるせいで、七魔皇老が魔族でもかなり上位の実力者って存在感がまるでないんですよね。この作品見てたら、下手したらマーシャやミーシャの方が強そうだから。

 で、カノンは7つの根源を七魔皇老に分けたのだが、1つだけ足りなかったのでメルヘイスだけは洗脳って手を取ったわけか。誰か忠実な部下の根源を使ったのではというようなことを言っていたが、自分自身のを分けていたわけ。そう言えばその時の話でアノスは「信頼できる部下がいないか、あるいは」という言い方をしていたが、これもカノンのことを疑っていた伏線ということになるわけね。

 そして今回3つの根源は直ちに回収したようですが、その前の3つはどうなったんですかね。あれはアノスが消滅させたっぽいが。まあカノンは7つの根源を持っているから、1つだけでも残っていたら後は再生可能というようなことを言っていたから、それでOKなのか? しかしやはり1つ分からんのは、そういう特殊能力を持っているカノンが、なぜジェルカの差し金で易々と普通の人間に殺されたか? なんかカノンの弱点になる必殺の剣でも使ったってオチか?

 そしてカノンの目的が何なのかなのですが、カノンの性格からして「人間に対する恨みを晴らそうとして」なんて陰険なものではないでしょう。アノスが言うように「何かを救おうとして」というのが一番考えられるところ。となれば彼が救おうとしているのは魔王に対する恐怖心と憎悪に支配されている人間自身って可能性が一番高い。そしてあわよくば妄執に取り付かれているジェルガ自身をも救済したいのではってとこかな。まあカノンが何を考えているかは詳細は不明だが、次回に慈愛の魔王様がまとめて解決目出度し目出度しにするってオチは不動でしょう。何しろ魔王様は既にエレオノールに「みんなが幸福になるようにする」と約束してますから。

 

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